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Feature Reference Books
『パースの記号学』
米盛裕二 著
1981 勁草書房
ISBN4-326-15124-2
アメリカが生んだ最も多才で独創的な哲学者C. S. パ−スは記号学の創設者で、プラグマティズムの創始者である。パ−スはあらゆる論証を演繹、帰納、アブダクションのどれかとみる三分法を提案した。ここにアブダクションが知識発見の方法であり、帰納が知識検証の方法であることが発見された。すなわちアブダクションは、ある驚くべき事実を説明する理論あるいは仮説の提案を促す拡張的推論プロセスなのである。知識発見とでもいうべき、このアブダクションのプロセスを論理的に説明する理論モデルの構築は、ようやく20世紀末に論理プログラミングという領域でなされた。21世紀はデ−タマイニング技術、チャンス発見技術等の「発見科学」の応用研究の時代である。
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引用文献 |
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41-1
國藤進:推論と学習,松本元・大津展之編,『脳・神経系が行う情報処理とそのモデル』,培風館,1994,pp.183-222. |
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41-2
米盛裕二:『パースの記号学』,勁草書房,1981. |
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41-3
有川節夫,佐藤雅彦,佐藤泰介,丸岡章,宮野悟,金田康正:発見科学の構想と展開,人工知能学会誌,Vol.15,No.4,
pp.595-607, 2000. |
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