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「知識を創る」とは、どのような行為なのだろうか?
コンピューティングは知識に何をもたらすのか?
人間の認知と創造性をめぐる8冊。
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創造的認知
実験で探るクリエイティブな発想のメカニズム
R.A.Finke/T.B.Ward/S.M.Smith 著
小橋康章 訳
森北出版 1999年
ISBN4-627-25111-4
本書は、「創造性」という言葉から神秘性を排除し、創造的思考とは何かという問いを科学の俎上に乗せることを試みている。そのために、まず「生成的認知過程」と「探索的認知過程」の循環からなる創造的思考のモデルである「ジェネプロアモデル」を提案し、この枠組みに基づき、創造的思考がどのような認知プロセスによって構成されているのかを、認知科学の手法によって実験的に分析・検証している。(西本一志)
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創造と企業
創造性研究3
日本創造学会 編
共立出版 1985年
ISBN4-320-00843-X
本書第2部「創造科学への道」は日本における発想支援システム研究の先駆けとなった研究を集めた解説論文集である。有川、中島、杉山ら6人の研究者が演繹、帰納、発想、類推あるいは文法学習を素材に、いかに知識をコンピュータ上に知識ベース化し、推論エンジンを用いて創造的問題解決に活用できるかを実証している。(國藤進) |
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インタフェース大作戦
グループウェアとビジュアルインタフェース
田中二郎/神田陽治 編
共立出版 1995年
ISBN4-320-02722-1
ユーザインタフェース全般の解説書であるが、グループウェア、ビジュアルインタフェース、さらに発散的思考支援、収束的思考支援に関しても大変分かりやすく丁寧に解説されている。(杉山公造) |
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楽器からのメッセージ
音と楽器の人類学
西岡信雄 著
音楽之友社 2000年
ISBN4-276-21294-4
西岡信雄先生は現在、大阪音楽大学の学長を務めておられ、「音楽人類学」というユニークな学問の研究を進めている。本書はその一連の研究の中で、特に「楽器」と人類の付き合いに焦点を当てて得られた知見に基づくエッセー集である。人類が夢見てきた楽器はどんなものか、現代の楽器の常識は本当に意味があるのか、などが多く語られており、新楽器創作の点からも非常に興味深い。(西本一志) |
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生態学的視覚論
ヒトの知覚世界を探る
J・J・ギブソン 著
古崎敬ほか 共訳
サイエンス社 1985年
ISBN4-7819-0393-2
アフォーダンスの創始者であるギブソン最後の著作。専門書ではあるが、図を多く入れたり、囲み記事で注釈を加えたりするなど、一般読者も意識して書いている。大半を占めるデカルト派を向こうに回しての論陣。難解ではあるが、読み解くうちに戦意が伝わってくる。(藤波努) |
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誰のためのデザイン?
認知科学者のデザイン原論
D・A・ノーマン 著
野島久雄 訳
新曜社 1990年
ISBN4-7885-0362-X
身の回りにある日用品がいかに使いにくいか、なぜ操作に迷ったりするのかということをアフォーダンスの概念を援用して分析している。使いにくいデザインの例とその解説が面白い。良いデザインとは何かを考えさせられる。(藤波努)
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一目でわかる表現の心理技法
文書・図表・イラスト
海保博之 著
共立出版 1992年
ISBN4-320-00879-0
ビジュアル表現が見ている人に与える効果について、認知心理学の立場から分かりやすく論じている。認知科学的な視点でビジュアルインターフェース設計を考える初学者には、最適な入り口となってくれるだろう。(下嶋篤) |
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アートとコンピュータ
新しい美術の射程
藤幡正樹 著
慶応義塾大学出版会 1999年
ISBN4-7664-0738-5
世界的に活躍するメディアアート作家が、新しい美術の可能性を論じている。コンピュータとアートを結びつける多視点からの思考が、読者にさまざまなインスピレーションを与える。(宮田一乘) |
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