■前川久美子
■A5判上製 268頁 定価 本体4500円+税
■2024年3月18日発売
書物の中の芸術として、文字と調和し独自性を保った豪華な装飾写本の変貌を辿る。中世写本美術の入門書であり、読書の歴史を語る書物論。最新研究成果をとりいれた全面改訂&カラー図版増補!
●●●担当編集者より●●●
『中世パリの装飾写本』の初版を刊行したのは2015年でした。2020年5月にはNHK日曜美術館「世界で一番美しい本 ベリー侯のいとも豪華なる時祷書」が放送され、動きが加速しました。
日曜美術館では、パリ郊外シャンティイ城の宝物庫に秘蔵された、ベリー公の『いとも豪華なる時祷書』を8K撮影。この番組の素晴らしいことは翌週に再放送があり、さらに12月にもアンコール放送され、そのたびに売れ行きが伸びたのです。
なぜなら、本書は第11章に『いとも豪華なる時祷書』をあて、もっとも多くのページを割いたばかりか、画家のランブール兄弟、注文主のベリー公にも詳細な解説がなされているからです。「ベリー公の」とつく『美しき時祷書』『聖母のいとも美しき時祷書』まで、丁寧に記しています。そして何よりもカラー印刷の美しさ!
とはいえ、有名な暦の図像12点全部は改訂新版でも収録していません。そこで、暦は12枚のポストカードセットをつくり、抽選の読者プレゼントにしてしまいました(プレゼントにはアクリルスタンドもあります!)。興味のある方はぜひご応募ください。(岩下祐子)
●●●応募券で限定グッズを手に入れよう●●●
本書の帯についている応募券を切り取ってハガキを送ると、抽選で『いとも豪華なる時祷書』暦の特製ポストカード12枚セットか、特製アクリルグッズをプレゼントいたします!
詳細は特設ページにて。