■三島 渉
■四六判 216頁 定価 本体1500円+税
■2023年7月19日発売
肥満、便秘や下痢、皮膚トラブル、頭痛、食欲不振、疲れやすい、眠れない、朝起きられない、イライラしやすい、ぜんそく、とまらない咳、アレルギー、手足の冷え……これらの問題を「栄養」で改善する。健康のために何を食べるか、何を食べないか。慢性的な不調に悩む人をよりよい選択へ導く栄養マネジメント本。
●●●担当編集者より●●●
著者の三島渉さんは、ぜんそくや咳を専門とする呼吸器内科医です。ぜんそくのお医者さんがなぜ「栄養こそが最高の医療である」と考えるようになったのか? その理由は本書に。生活習慣病や慢性的な不調を抱えている方はぜひご一読ください。
大学院で分子細胞生物学を研究した三島さん。栄養に対する考え方の土台になっているのは、アメリカやカナダの生化学者が提唱した分子栄養医学(オーソモレキュラー)です。本書では、分子栄養医学の理論に基づいて食生活をどう変えていけばいいのか説いています。さらに三島さんのクリニックでは、栄養カウンセリングに選択理論心理学を取り入れています。認知行動療法のアプローチを組み合わせることで、患者さんから自発的に栄養改善への意欲を引き出すことに成功しているそうです。毎日の食事は選択の連続です。今日、何を食べ、何を食べないか。よりよい選択をするための指針となる本です。(李 榮恵)